入院って楽じゃありません

入院の段取りを知ろう

病気を患った人は病院へ赴く、これは当たり前なことだと思います。筆者ももちろんその1人だ、というよりは市販の薬を飲んで頑なに病院へ行きたくないと意固地を貼っても、余計に病状が悪化してひどい目にあった経験があるからだ。お金を使いたくないというケチな精神から来たので自業自得としか言いようはありませんが、やはり病人は病院へ真っ先に行くべきでしょう。そういう意味ではここ数年、ほぼ毎日病院へ通院する日々が続いていた。それというのも腰を痛めてしまい、症状でいうところの坐骨神経痛に悩まされていたからです。聞いたことがない、という人はググってみればすぐに分かる。それこそ検索エンジンなどを適当にネットサーフィンしていれば、たまに広告を見かけるくらいだ。自分には関係ない、なんて思わないほうが身のためです。この症状、発症したら真面目に辛いのだ。

坐骨神経痛というのは症状名で、正確にはヘルニアからくる神経圧迫により発生させられるもので病名ではない。その点は個人的にも調べて行く中で理解したが、あまりにひどくなってこのままでは仕事は愚か、日常生活を営むのも辛くなっていたので手術を決断した。最初、かかりつけの病院から手段として提示されたが、理学療法でも治せると言われたのでその選択肢を取る。ブロック注射という、腰の骨に直接打ち込んで痛みを抑える方法もあったが、これが想像を絶するほどの激痛を伴うという話を耳にしていたので言われた際には首がもげるほどに拒絶の意を表したものだ。

また妙に意地を張ったせいで、というのもありましたが最終的に手術という手段を取ることになり、先生に腰の手術で権威もあり評判も良い病院を紹介してもらった。そこで話は順当に進み、入院・手術の段取りも決まって、入院から手術、そして退院してから今日までの経過として非常に良好といえる状態に落ち着いている。結果的に言えば成功したが、ここまで来るまで苦労もあった。入院も大変だったが、どちらかと言えば入院前からやることの多さに唖然とする。

病人だからといってただ入院から退院をこなせば良いというものではない、そう痛感させられた。ここでは筆者の、腰の手術に沿って病院の入院前から退院までの流れを掻い摘んで紹介していこう。

入院について詳しく知っている人などいない

入院についてどうして話すのかというと、その訳は誰も詳しく知らないから、という点が挙げられます。筆者自身も自分で入院をしたことはなかったため、最初は何も分からなかった。今はインターネットを使えば全部分かる、とはいっても今となってはあまり信用出来ない、または余計な知識などが織り交ざっていたと感じる。そうした不安などを先生たちに話したら、『あまり躍らされなくて大丈夫ですよ』と言われてしまった。

何かと扇動させられるところがあるので、入院が決まったら病院側の指示もきちんと耳を傾けて、それから足りない情報などを集めるようにしよう。そうした手助けになるよう、個人的な体験談を元に話をしていきます。

紹介状は必須

一般的に入院となれば個人院で開業した病院ではなく、入院病棟を含めたそれなりの規模をもった病院が選択肢として挙げられます。首都圏ともなればそれこそ100など有に超える病院の中から適切な病院に入院することが肝心だ。しかしここ数年、有名な病院や大きな市立病院を巡って何かと問題があったのは誰もが知っていると思います。何かというと、大きな病院になればなるほど風邪などの症状でやってくる人が多いという点だ。

筆者が入院した病院も市内の市立病院だったが、初診に訪れた時に人の多さには驚いたものです。何処の科に行っても人・人と、まるで軍隊アリを髣髴とさせる人混みで見ていて気持ち悪くなった。特に筆者が掛かった整形外科に関しては入り口にこんな注意書きが記されていた程。

『当院の整形外科は大変混雑します、事前予約などの手続きをどうかお忘れなくお願いします』

他の病院も例外ではないでしょうが、実際かなり定評のあるところだったので後々納得はした。筆者は紹介状を持っていたので手続自体はややこしくなかったが、何も持たず訪れる人が多かったせいで毎日恐ろしいほど忙しそうにしていたという印象は拭えない。

入院したのは昨年11月だが、今年2016年4月から病院を取り巻く状況は一変した。紹介状を持たない、一定の病床を抱える病院へ初診に行くと、初診料として最低5,000円以上を負担しなければならない施策が決まる。これを不服と捉える人もいるでしょうが、恐らく大部分の人が賛成しただろう。何せいますぐ掛からなければならない人が、長時間待合室で待たされていては入院病棟をもつ病院としては本末転倒になってしまう。この施策には地元近隣の個人院でかかるようにする、という国の意向もあるのでたまには良いことをするものだと関心したものだ。

だからこその紹介状が必要で、これがあれば初診料を負担することなく病院での検査に移れるのです。最初からそういう心配もあって、色々と疲れたものだ。

診察して終わり、ではありません

手術を受けたいから入院させて欲しい、これだけで話はまとまりません。世の中には大した病気でもないのに体調が悪いとすぐ入院しないと、という不安に襲われる人もいるという。それも正直どうかと思う、病は気からという点も考えると甘ったれるなと本気で苦しんでいたあの頃を思うと殴りたくなってくる。そんなことは置いておくとして、筆者の場合はかなり淡々と日程が決まった。

手術は初診日から2週間後とわりと早めに段取りが付いたのでこれで一安心、と思ったが初診日から中々疲労が溜まることとなる。それというのも必要な身体状況を確認するため、病院のあちこちを巡って必要な検査をしなければならなくなったのだ。おおまかにまとめると、

  • 身長・体重の検査
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 心電図チェック
  • レントゲン撮影

入院・手術時に必要な情報を前段階から病院が記録しておかないと行けなかったのだ。ちなみにこの人は朝一番で病院に訪れて、全て終わったのは午後2時過ぎと6時間以上病院にいた計算となる。入院前ってこんなにしんどいのかと、全く違った疲労感に苛まれながら大変さを痛感させられた。その日がやたら混雑して、あちこちの検査場で待たされたのもある。

最後に受ける説明

検査後、当日手術を担当する主治医の先生との診察でその日はやっと終わり、とはいかなかった。入院が決まった人は今度、入院手続きをする場所できちんとした当日までにしなくてはならない説明を受ける。これでやっと初診日が終了するものの、最後の説明が実は一番肝心でした。それというのも、一番込み入った入院費についての説明やその他諸々の手続きに必要な書類を取り揃えるというもの。ここで手術に関する同意書などを配布されて、当日までに実名でのサインを記すなど指示されます。

ただやはり一番気がかりだったのは入院で負担する医療費についてだ。その不安もあって、入院という選択肢を取りたくても取れなかったが、費用的な問題を気にしなくていい事があったので心置きなく手術へと踏み切れたのだ。とはいえ、やはり気にしなくては行けないことだったので最後の話は入念に質問して、その内容を正確に記録したものです。

病院での入院、一部掻い摘んでいますがどこも流れが似たようなもの。近日になって慌てるよりは次の日からすぐにでも準備をするくらいの意気込みを持っているに越したことはない。それくらい、入院前とは忙しいことは覚えておこう。

知っておきたい、入院から退院までの流れ